Songs

「わくらばサラサラ」

「わくらばサラサラ」、愛知県蟹江町の西光寺で行なったコンサートのライブ音源

秦琴・Vo:深草アキ

たしか、27才のころだったか、、ファー・イースト・ファミリーバンドを抜けて自分のバンドを結成しようと、ギターリストの大場氏とメンバーを探していた。そんなある日彼のアパートにふらりとよって彼の奥さんと三人で話していたときに、置いてあった中原中也の詩集をパラパラとめくり「坊や」という詩を二、三行読んだらその言葉が僕の心に入り込んで突然に涙がポロポロと落ちて来た。中原中也の心に共振してしまった。それは中也の心のうちにある悲しみだったのかも知れない。それ以来中也の詩をよく読むようになったとか、そういうことでもないですが、そのときの思いはわすれない。僕は27才で結婚して29才で子供をさずかった、一人っ子だけど。そういえば中也は子供を亡くしているんだね。

秦琴を弾くようになってずいぶんしてからその時の出来事や、社会に取り残されてしまった人に思いを寄せて曲を作ったりもした。「わくらばサラサラ」、故郷の蟹江町の「西光寺」で行なったコンサートのライブ音源をビデオにしました。

ー歌詞ですー

さらさらと流れる 小川のように
夏の影濡らしてく 雨のように

君は泣いてる

時々天井から 零れ落ちてくる
まだ来ぬ時の中の 悲しみのように

君は泣いてる

こんなに空が青いのに こんなに花が咲いてるのに
どうして君は 一人悲しい

こんなに笑いが溢れてるのに こんなに物も溢れてるのに
どうして君は 一人に悲しい

そよ風揺れる 草原に眠る
君の上には 満天の星

蛍のような 光を追えば
空覆う銀河は 海に落ちてく

こんなに日本は平和なのに こんなに皆幸せそうなのに
どうして君は 一人悲しい

さらさらと流れる 小川のように
夏の影濡らしてく 雨のように

時々天井から 零れ落ちてくる
まだ来ぬ時の中の 悲しみのように

君は泣いてる 君は泣いてる