私が、折に触れて気の向くままに書いた詩や歌詞などを書き留めてあります。
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命が空に溶けてゆく 煙突の煙の向こうには 春の青空が広がり 流れる川の堤防を 笑いながら子供達が通り過ぎてゆく 遠くに見える家々の 軒下に干された洗濯物が 白く...
君の上に月輝き君の吐く息は 白くかすんで 夜を幽かにゆらす 君の上に月輝き もの言わず 一人プラットホームに座る君は、少しも動かずに 遠くを見つめていた ...
愛し合う人達や 憎しみ合う人達が 同じ舟で旅をする 憎しみを背負って生きる人たちの、悲しみ 愛に包まれた人達の、喜び なぜ人は出会うのだろう 漆黒の...
ある日の夕方 本堂の廊下に一人座っていると 一匹の狐が境内をゆっくりと横切って行った チラリ、チラリ、と私を横に見ながら 尾を下げ、頭を下げて、寂しげに 幾日...
この悲しみは 過ぎし時の彼方から こぼれ出てくものなのか いやちがうぞ、ちがうぞ これはまだ来ぬ未来の虚空から 吸い取り紙のように滲み出て 私の心を静かに浸...
街燈の灯りと月の光の境い目を 小さな蛾が ハタハタと蛇行しながら横切った 右に飛んだり 左に飛んだり 蛾は本当に飛ぶのがヘタだ 何処へ行こうとしているのか 其...
いく里も続く 蓮の花に 君は眠る 君はその夢から醒めぬがいい 醒めれば 天上を穿つ 鏡の様な月に 多くの枯れた蓮池が 映るのを見るのだから 私は 空にそび...
都会の野辺送りはマイクロバスで行く ゆらゆら 揺られながら 揺れる度に 悲しみが零れ落ち 零れ落ちた悲しみは 誰に拾われることもなく アスファルトの隙間から 静...
空を雲が駆け抜ける そんなに急いで何処に雨を降らしに行くのだろう 流れる綿の様な雲の合間の 今日の青空 昨日も明日もない 今日の青空 此処に住むことなく...
雨が降るように そこにいて 風が吹くように そこにいて 花が咲くように そこにいて 雪が降るように そこにいる 雨が降る...
蝙蝠が飛ぶ 否、舞うと言った方が良い 十五畳程の部屋の中で 豆電球に照らされ 三匹の蝙蝠が 縦横無尽に舞っていた 上に昇れば下に落ち 横に滑れば翻り 右に左に...
さらさらと流れる 小川のように 夏の影濡らしてく 雨のように 君は泣いてる 時々天井から 零れ落ちてくる まだ来ぬ時の中の 悲しみのように 君は泣いてる こ...
多分、おそらく、命は共通の原理で繋がれた 無限に連なる一つの空間であろう そしてその命はそれぞれが共有されていて 単体で存在するものは一つもなく、も...
夜はいつも 静かに明ける 時には 懐かしく 時には 希望に満ち 夜はいつも 静かに明ける 時には 悲しみの中に 時には 変わらぬ太陽が街を照らす 天上に輝く月は...
抱きしめてあげればよかった 幼い子供が走りよってきた 友人の葬儀の日 私の楽屋で 酒に震えて笑っていたその人 残された幼い子供は どんな気持で ...
今日は 星がきれいだなあ 風がすずしいね 今日は 月があかるいね 雨が気持ちいいね 花がきれいだね それで十分な訳で 私達 人間は風が吹くように 太...
雨降るように 星が廻るように 雲行くように 波が寄せるように 大きな木のように 小さな花のように 冬の最中の花のように 風吹くように...
目の前におこることも あの夏の夢も 幻のように消え行く人も いまだ解けぬ謎のまま 目の前を過ぎ行くことも 花咲くわけも 幻のような風の行方も ...
空に 雲の間に間に太陽背にして 行くは誰の舟誰にも 気付かれることなく夕焼けの中 鳥が帰るように もしも もう一度会えるなら僕は何を 言えるのだろう...
もうとっくに 日が落ちて 夕闇を人が行くもうとっくに 鳥も帰り 静かにまた物語の幕があく夏の夜の満月を 見上げるように秋の枯れ葉に 耳を澄ますように雪降る音を ...
もの言わず 何思う たとへ 空が 澄んでももの言わず 何思うたとへ 花が 咲いても愛した人の 面影抱いて静かな海に 眠るひともの言わず 何思う物語の最期を 見...
そこの景色は知らないし 寒いのか暖かいのかも判らない 人は行方知れずと言うかもしれないが 私はきっとまた君を見つける事が出来る 人ごみの中で笑って手を振る君かも...
行く舟は まだ来ず 空は夕焼けに染まり れんげ畑の上を雲が行く 行く舟は まだ来ず 空はオリオン傾き 金星は木蓮の彼方 赤い鉄橋の下に ...
平和ゆえに 平和への渇望が薄れ 平和の尊さを忘れ あまつさえもその平和を捨て去ろうとしている かつて私たちは平和を忘れ 疎み 踏みにじった しかし血だらけの...